純米一合冷やで

酒がうまい

富士山ご来光登山

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8/9 (金)から10 (土)にかけて富士山(吉田ルート)に登ってきた。

 

 

登山は3年くらい続けているが、その間にあえて富士山に登りたいなあと思ったことはほとんどなく(ヤマノススメ2期を見た時に一瞬気になったくらい)、今回は友達の「一生に一回は登りたい!」という熱い希望があって実現することになった。

 

話が出て本格的に計画を立て始めたのが7月上旬。開山が7/1なのですでにシーズンイン済み、ちょっと遅い動き出し。友達は登山経験がほとんどないので登山ルートは吉田ルートほぼ一択、宿泊場所はできれば8合以上…と絞って小屋を調べていくと、さすがに8月はトモエ館・御来光館の平日数日以外は全て満室状態。仕方ないので8/9(金)に8合5尺の御来光館を予約。吉田ルートの中では一番高いところにある山小屋になる。

 

下調べや準備を済ませ、登山前日の8/8 (木)の夜は甲府に集合・前泊。友達は関西方面から夜行バスで来る予定だったが、1週間前には満席だったようで結局昼行バス+ホテル。私は新潟からデミオで下道+車中泊

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千代田湖畔は静かでトイレもあり快適に泊まれる

  

当日は8時15分くらいに富士山パーキング(旧富士北麓駐車場、2019年から名称変更したらしい)に到着。バスは運行表に記載されている以外にも臨時便が出ているみたいでスムーズに乗れた。スバルライン5合目で高所順応も兼ねて1時間ほど観光していたが、話に聞いていた通り日本語より外国語の方がよく聞こえてくる。登山せず、5合目の観光だけの人もそれなりにいるようだ。

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これ買う人いるのだろうか

 

10時30分登山開始。5→6合目は基本的になだらかな砂利道・石畳が続き、楽。でも、向かいから降りてくる登山者の顔にまったく笑顔がないので、これから先の行程が思いやられる。6合目でコンビニのおにぎりで昼食とした後は、7合目に向かって長いつづら折りの砂利道を登っていく。最初の花小屋が見えてくると道は岩場に変わり、8合目までは小屋と岩場が交互に現れる。7合目までの砂利道が単調だったので、ここはテンポよく登れる。

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とても単調な6〜7合目

 

登山経験がない友達はというと、8合目手前で高山病による頭痛がはじまったらしく、ここからかなりペースダウン。8合目〜本8合目〜8合5尺は再び荒い砂利道で、これに足を取られてなかなか進まない。折り返しまで登っては友達を待って休憩、みたいな感じでゆっくりゆっくり登り、すこし雷鳴が聞こえ始めた17時すぎ、御来光館にようやく到着した。

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ついたころには雨がポツポツ

 

御来光館の就寝スペースは横長の2段ベッドが3組あり、1人幅60cmくらいのスペースを男女別で順番に与えられてそこで寝ることになっている。敷き布団・掛け布団は3人で2枚を共有するような感じ。荷物と靴(靴袋がもらえる)は2段ベッドの天井にフックがあるので、そこに引っ掛ける。事前に調べてはいたけど、さすがに狭い。しかも、通常の山小屋では考えられないことだけど、客も22時くらいまで断続的に小屋に到着していたようで、うるさくてとても寝られたものではなかった。寝てる人の顔をヘッドライトで照らすんじゃねえ〜。

 

寝たのか寝てないのかよくわからないまま、1時に起床、荷造り開始。すでに多くの人が登り始めていた。我々もヘッドライトと防寒具を準備して、1時半ごろ登山再開。するとここにきて急に頭痛と吐き気が。軽い高山病になったらしい。胃の中に何も入ってないのでとりあえずトイレですこしツバを吐き、バファリンを飲んで登っていたら頂上に着く前に治った。ただ、友人を含めてかなりの人数が8合5尺〜9合目のあいだでうずくまったり横たわったりしているのを見た。中には酸素缶を吸っている人もいたけれど、一時的に楽になっても長期的には苦しくなるのだろう、ガイドもツアー客に注意していた。我々は結局酸素缶を買うことはなかった。

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天気は快晴で星がよく見え、休憩中は星座を眺めたり、極大が近いペルセウス座流星群の流れ星を探したりしていた。こういう時は天文サークルに入っていて良かったと少し思う

 

ほうほうの体で吉田ルート山頂に着いたのは午前3時。ご来光は5時ちょうどくらいなので、ここで一度荷物を出してラーメンタイム。実はもう売店は営業しているのでカップ麺を買うこともできるけど、ここはあえて担いで登って達成感を高めていくスタイル。

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くんたまを楽しみに登った


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売店、営業してた

 

ラーメンを食べている間も続々と下から登ってきて、いつのまにか山頂は人だらけになる。4時半ごろ、須走ルート(吉田ルート下山道)の分岐点付近でご来光待機。綺麗なご来光がたなびく雲の間から姿を現し、知らない人とも登頂を祝い合う。

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みんな一点を見つめる

 

5時半、お鉢巡りに出発。富士山の火口の淵を一周するコースで、ちょうど吉田ルート頂上の反対側に剣ヶ峰(富士山最高地点)がある。時計回りに歩けば途中に浅間大社本宮と富士山頂郵便局があり、なんとなくテーマパークっぽい。浅間大社では下山の無事を祈り、郵便局ではハガキ(3枚500円)を投函した。一体いつ届くのやら?

 

剣ヶ峰手前はズルズルの砂利道で、ここが一番辛かったと友達。確かに凄まじい傾斜に砂利が乗った道はさながら蟻地獄のようで、特にスニーカーの人たちは尻もちつきながら滑り落ちていっていた。そんな最後の試練?を越えるといよいよ3776ピーク。ちなみに富士山にある三角点は3775.5mの二等三角点で、あまりに高くて精度がやや劣るということで、一等ではなく二等になっているらしい。さらに、真の日本最高地点は三角点がある場所ではなく、その奥の気象観測所前にある岩とのこと(しっかり自分の足で踏みしめた)。

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剣ヶ峰の記念写真行列

 

剣ヶ峰に立った後は長い消化試合。吉田ルート頂上の小屋に戻り、下山に備えて飲み物の調達とトイレを済ませた後はひたすら下り専用の道を3時間ほど下る。細かい砂(火山灰?)とこぶし大の砂利が混じった歩きづらいつづら折れをただ黙々と下るのみ。凄まじい土煙が舞い上がるので、6合目に戻る頃には服もザックも髪の毛もジャリジャリになった。

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登山靴が見たことない色になった

 

6合目からは登りと同じ、砂利と石畳の道に合流し、あとは5合目まで歩くのみ。11時半、スバルライン5合目に無事下山。温泉(富士山 溶岩の湯 泉水・大人800円)に入り、各自帰宅した。

 

今まであまり気が向かなかった富士山に思いがけず登り、なんだかんだ言いつつ日本最高峰を自分の脚で踏めた気分は良かった。ただ、2回目登るかというと、、まただれかに誘われたら行こうかな。