純米一合冷やで

酒がうまい

GRB納車

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2年半お世話になったDJデミオくん(DJ3FS)とお別れをして、インプレッサ WRX STI(以下GRB)に乗り換えた。つい2週間ほど前のこと。

私のGRBへの想いは結構、根だけは深くて、思い出してみるに一番最初にあのかっこいい車はなに!?と意識したのは大学生のころだったと思う。もう8年も9年も前のこと。当時はスポーツカーはおろか車本体にすらあんまり興味がなくて、免許も迷わずAT限定を取ったほどだったけど、それでもなんだかちょっとした恋心みたいなものを感じてしまう車だったし、街で見かけたらよく目で追っていた。

その後、周囲の影響もあって在学中にだんだん車に興味が出てきて、私は最終的にハッチバックのラリー車が好きになった。で、その頃になってようやくこの車の正体を知ることになる。歴代インプレッサ唯一のハッチバックで、最後のWRC出場車両。当時最強の2リッターエンジン、EJ20。公道を4輪で掴んで駆け抜ける夜空のブルー。単なる速いハッチバックだけではない素晴らしい夢が詰まった車だったことがわかって、憧れはさらに強くなった。

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ただ、やっぱり素晴らしい車に乗るには先立つものが必要であって。社会人になっても憧れは消えなかったけど、中古ですら、とてもではないが新卒の手が届く値段ではなかった。なので、初めてのマイカーにはそれなりにお手頃だったDJデミオくんをお迎えした(年間2万キロのペースで走って色々なところに行ったけど、スイスイと軽快に付いてきてくれる可愛い相棒だった)。そして2年半後、わざわざ教習所に通ってマニュアル免許を取って、必要なものもかき集めて、ようやくちょっと過走行のGRBに手が届いたのだった。色はもちろんWRブルー・マイカ。女に青は似合わないと言われようがそれ以外の選択肢は私にはなかった。キモオタブルーでいいじゃないの。

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GRBは速いのはもちろんなのだけれど、私が特筆したいのはそのデザインで、他の国産ハッチとは一線を画す格好よさがあると昔から思っている。正面から見た時にまず目に入るのが、迫力のあるブリスターフェンダー、そしてそこからフロントバンパーにつながる曲線。斜め後ろからこの部分を見ると意外とすっきりしていて、フェンダーアウトレット(実は中で開口してないらしい)がさり気ないのもデザインの妙。逆に、リアのフェンダーは前から見ると大人しいが、後ろから見るとその筋肉質なラインはさながら鍛え上げられた大腿筋のように浮かび上がる。その膨らみを保ったままリアバンパーに繋いでいるので、真後ろから見た時のボリューム感は迫力があるし、全体的に台形のようなシルエットになっていて低重心をイメージさせる。DJデミオの時もそうだったけど、もしかしたら私はちょっと有機的な曲線美がある車が好きなのかもしれない。

もちろんマシンとしての美しさもあって、横から見た時のロングノーズ具合も水平対向積んでるんだぜって感じを醸し出しているし、ちょっと地味だけどしっかり4本出てるマフラーも最高に気分が高まる。マシンの詳しいことはまだ勉強中でコメントできないのがGRBには申し訳ないのだけれど、とにもかくにも純正でデザインが完成されすぎている。と、個人的には思っている。

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そういうわけでGRBを迎えてからというものの、毎朝恋人に会うようにコックピットに乗り込み、色気のあるニードルスイープを眺めてご満悦で出勤している。会社の窓からGRBをチラ見しては造形美にニヤニヤする。遅くなった帰りにもそこでじっと待っていてくれる姿が頼もしい(これはデミオでもそうだったが)。まだMTの運転には慣れないからお世辞にも速いとは言えないし、この車を維持することの大変さは経験していないので、GRB乗りとしてはまだまだ駆け出しだけれど、残り少ない余生を大事に乗ってあげようと思う。