純米一合冷やで

酒がうまい

家に警察が来た

先週末、家に警察が来た。

家でくつろいでいたら突然インターフォンが鳴って、何もネット注文してないよなあ、と思いながらモニターを確認すると警察官らしき姿の中年男性が立っていた。家に警察が来る理由に頭に巡らすが、何もやましいことはしていない善良な市民(のはず)なのでどうにも思い当たる節がない。事件の聞き込みだったらなるべく関わりたくないし、もしかすると警察の格好をした詐欺師かなにかかもしれないな、とも思って、居留守をきめることにした。

そうしてじっとモニターを眺めていると、男性は諦めたのか隣の部屋に移動してまたチャイムを鳴らす。が、横も留守。で、その次でようやく人が出た。モニター越しに様子を見ていると何やら聞き取りをしているらしい。音声は内廊下に反響してよく聞こえない。数分話し込んだあと、男性は別の階に移動して行った。なんだろなーと思いつつ再び怠惰な休日に戻る。

1時間くらい経った頃、また近くの部屋のインターフォンの音がした。気になって玄関モニターをつけてみると、また警察官風の男性がよその部屋のインターフォンを鳴らしている。住人が出てきて、こちらもまた先ほどと同じように数分話し込んでいる。もしかしてなんかデカい事件?と考えていたら、話し終わった警察官がまたうちの部屋のインターフォンを鳴らしにきた。ちょっと迷ったが、興味本位で出てみることにした。

用件は簡単だった。火事や災害があったときのために各交番で管轄内の住所録を毎年作っており、その確認のために来たと。「あなたのおうちは去年は空き家だったけど、今年から住み始めたの?」えっ、もう何年か住んでますけど。「いま何も情報がないんで、お名前と電話番号を教えてもらえますか。」はあ。「あとお勤め先も教えてください。」え、それ言わないとダメですか?「いちおう、何かあったときのために…」うーん、じゃあ…。そんな調子で警察官は分厚い台帳に書き込んでいく。台帳は結構使い込まれているようなのでニセモノではなさそうだけど、果たして警察がこんなことをするんだろうか?一通り書き込んだら、台帳をパタリと閉じて「最近、火事も多いので気をつけてくださいね。」と言い残して男性は去っていった。

その後、やっぱり引っかかるところがあるので念の為に管轄の交番に問い合わせたところ、これは正式な警察の活動ということだった。地域によって1年から数年に1回巡回しているらしい。怪しい活動ではないことがわかったのでひとまず安心したが、一方でそんなこと市役所に聞けば簡単にわかるのでは…とも思ったり(たぶん縦割りのせいで情報を融通できない事情があるのだろう)。警察のおじさん、疑ってごめんね。休日にお勤めご苦労様でした。